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「京大芸人」(菅広文)感想 (ロザン宇治原にプチはまり中)

[レビュー]本・読書 ]  2008/11/07(金)
クイズ番組好きなのでお目にかかる機会の多いロザン宇治原くん。

最近プチはまり中です。



高学歴を売りにしてても菊川怜はわけがわからんし、(あの人は典型的な勉強はできるけど(略)ってやつだと思う、逆に怖い。今はそこが売りなのかな?)伊集院光はあれだけ雑学の知識は豊富なのに何故かビックリするぐらい歴史だけできないし、西田ひかるもインテリ芸能人としてよく出てくるけど、英語以外何ができるのかよくわからないし・・・。

イマイチクイズ番組ではふるわない人が多い中、宇治原くんは得意分野に欠けがないところがスゴイですね。


以前見た「一攫千金ヤマワケクイズ」では「国・数・理・社・英」、すべて満遍なく答えてパーフェクトを達成してたし、Qさまのスピード漢字クイズも苦手なのか初回は有賀さつきにも負けてたのに、次の回では有賀さつきを負かし、その後怒涛の5人抜き。優勝していた。
悔しかったから必死で練習してきたらしい。

努力してインテリのイメージを守ってるところがすごく好ましい!



その他、好みなところ。
・一重まぶた。
・華奢なとこ。足も長いし、首が細いところもいい。
・声が高い。
・ムチャぶりされても割と落ち着いている。
・不満が顔に出やすい。
・控えめなところ。(←・・・。芸人としてはダメだろ。)



あと、「平成教育学院」でみんなにいじられまくってるところも可愛くて良い。

あれだけ賢いと視聴者から変なやっかみを受けそうだけど、番組内で先にヒドイ扱い受けてるから、「賢いのに理不尽なイジメにあって何だか気の毒な人」イメージで伝わるのが他の番組と違ってちょっと面白いですね。

日本人は判官贔屓な人が多いからおいしいポジションなんじゃないかな。アレはファンを増やしたと思う!
(だって、「ピーマンやれよ!」とか・・・ムチャ振りすぎて笑えた。
せっかく獲得した賞品の海外旅行も仕事してる間に相方に行かれちゃってるし。)


ちなみにその相方さん。(菅広文
うちの地元ではコンビでの出演を見たことがなかったので、学歴で及ばない上、キャラも「DONDOKODON」の平畠みたいだったらどうしよう、と思っていたら、意外にも宇治原くんより爽やかなイケ面で、天真爛漫そうな人でした。

関西のローカル番組での出演が多いみたいだけど、こっちでは見られないのが残念です。



で。







そんな相方さんが宇治原くんとの想い出話をつづった本、「京大芸人」がグッドタイミングで出版されたので思わず読んでしまいました。

「京大芸人」(みんなのレビュー・口コミ)


芸人著なので変なテンションやしゃべり口調だったら嫌だなと思いながら手にとったのですが、淡々としてて時々フフッと笑える感じで読みやすかった。好きな文章です。

内容も、広く浅くなので多少物足りない感じはしましたが割と面白かった。


宇治原くんが短パンで修学旅行に来ちゃった話とか、クラスメートの植林の夢を正論でぶったぎる話とか、センター試験の数学で最後の問題が解けなくて失神、途中退場した話とか・・・。
(「イタズラなKiss」の入江くんを思い出したよ。遅刻ギリギリで入室してセンター試験受けたのに満点に近い成績とる話。目窪なところも似てるし・・・いや、顔は目窪なとこしか似てないけど。)


あと「京大芸人」のメインになってる京大受験のエピソードですが、
私は宇治原くんのことを「京大在学中に道を誤って芸人になった」、と思ってたんですが、まったくの逆で、「芸人になったときウリになるから」、と相方に言われて京大に行ったんですね。

しかも特に芸人を目指していたわけでもなく、二人で一緒にいられる仕事につきたい!→そうだ、芸人になろう!→そうだ、京大行こう!(JR西日本)・・・というとても高学歴コンビとは思えない発想が微笑ましくて、別にファンではないんだけどすごく応援したくなった。


やれと言われれば何でもできる勉強ロボだけど、自分で何か決めるのは苦手で相方に言われた道を進み、ネタは15分で暗記できるけど、自分では作れなくて相方頼り。

ロボにはちゃんと操縦する人がいたんですね。
最近の芸人さんって仲のいい人たちが多いけど、この二人もいいバランスで付き合ってるんだな~と思いました。


重版されたらしいけど、続編も出るといいな。
で、ゆくゆくは「ホームレス中学生」に続く映画化だね!



・・・まぁ主演は宇治原史規じゃなくてまた小池徹平なんだろうけど(笑)。





無駄にしちくどくなってしまったので、2回に分けます。

次回、・・・忙しいのでちょっと先になるかもしれないけど、ロザン宇治原君、似顔絵大会。
(似てないです、と先に宣言。)


→描きました!!
関連記事:ロザン宇治原(宇治原史規)似顔絵、・・・を描きたい!




ランキング
ロザン京大芸人京大芸人(インタビュー動画あり)
http://moura.jp/bungei/kyoudai/
Vol.10 ロザン 私の人生グラフ 時代の最前線にいるあの人の、過去・現在・未来を直撃!
http://career.oricon.co.jp/life_graph/20081028_01.html
高学歴コンビ・ロザンの菅、京大出身の相方に嫉妬
http://career.oricon.co.jp/news/59609/full/
これで京大合格間違いなし? 高学歴コンビ・ロザン菅が『京大芸人』を出版http://journal.mycom.co.jp/news/2008/11/02/005/
 京大の相方に「嫉妬」もネタに本書いた(芸能)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2008/11/02/06.html
ロザン・菅が相方・宇治原の勉強法を本に
http://www.daily.co.jp/newsflash/2008/11/01/0001549389.shtml
高学歴お笑いコンビのロザンに聞く 菅広文さん『京大芸人』出版
http://sankei.jp.msn.com/life/education/081105/edc0811050801002-n1.htm
MEN'S SEAT INTERVIEW
http://www.dokant.com/backnumber/ladys/75/
Yahooトピックス
なんか記事の言葉のチョイスに悪意を感じるんですよね・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000009-sanspo-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000009-oric-ent
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081101-00000295-sph-ent
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サン・ジョルディの日にちなんでオススメ本紹介

[レビュー]本・読書 ]  2008/04/25(金)
4/23はサンジョルディの日、ということで唐突にオススメ本を紹介。
何か読むものないかな~と思ってる方、よかったらどうぞ。
面白いのがあったら私にも教えてください。読んでみます。



とりあえず3冊

ミステリが好きなんだけど、あえて一見ジャンル違いなところから選んでみました。
「SF」「ファンタジー」「陳腐な恋愛譚」???

クラインの壺(岡嶋二人)

この闇と光(服部まゆみ)

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)

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読んだ本

[レビュー]本・読書 ]  2008/02/04(月)
お昼や会社帰りに読んでるけどなかなか増えません。
書きかけ放置の感想もありますが基本自分用メモなのでテキトーに見てくださいね。

ちなみに今現在もっとも面白かったのは
新世界より」(貴志祐介)
ここ数年来のヒットかも。こんなに興奮しながらページをめくれる本にはしばらく出合えないだろうな。
(ちなみに上下巻モノです。長いけど最後の方は読み終えてしまうのが寂しくなるぐらい感情移入してしまった)

あとイニシエーション・ラブ」(乾くるみ)もミステリファンにはオススメ。一見ライトな文体に騙されて雑な読み方をしてしまった自分に後悔してます。できれば記憶喪失になってもう一度ていねいに読み直したい・・・。

何だかんだで今年は当たり多いかな。




海辺のカフカ(上)」(村上春樹)
村上春樹、再挑戦してみたが、裸の王様的な感じがやっぱり苦手。ストーリーというよりも言葉の選び方とか、ポエム的に楽しむものなのかな。世界で一番売れてる

99%の誘拐」(岡嶋二人)
クラインの壺」が面白かったので手にとってみた。実は誘拐物の大御所で『人攫いの岡嶋』とまで言われているらしい。プロローグは面白かった。これが最先端技術・・・?と違和感感じながら読んでたら刊行年が1993年なんですね。納得。

私が殺した少女」(原寮)
各賞を総嘗め(?)と聞いて期待しすぎたかな。ラストがちょっと唐突すぎる印象。でも巻き込まれ方はスリルがあったし、中盤も割と面白かった。

失はれる物語」(乙一)←すごくオススメ
しらける人と感動する人と大きく分かれそうだけど、私はいい匙加減だなと思いました。短編だしどれか一つは気に入る話がありそう。

警官の血(上)」(佐々木譲)←すごくオススメ
ロングスパンな話は苦手なんだけど、親子3代の人生に付き合ったからこそラスト数ページを楽しめたんだと思う。読後感は良かった!後日「このミステリがすごい2007」で1位に。

流星の絆」(東野圭吾)
一気読みできるし、いい感じにまとめてさすがだな~と思ったが、東野圭吾作品としては物足りないかも。ドラマ化したがキャストが好きになれなくて見る予定ナシ。

チーム・バチスタの栄光」(海堂尊)
映画化で話題になってたので読んでみたが、白鳥が出てきて疲れた。パッシヴ・フェーズ調査とか、正直よくわからん・・・。

イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)←すごくオススメ
文庫化されて発見できたので読んでみた。「陳腐な恋愛譚?お勧めにあがってた気がするけど失敗だったかな・・・。」とかなりテキトーに読んでしまい後悔。気づかず読んでいるときと、読み終わった後で全く違う世界が見えてきます。オススメ!私の分まで真剣に読んでください・・・(悔)!

乳と卵」(川上未映子)
芥川賞受賞で話題になってたのでとりあえず読んだけど、あまり好きじゃない。たまにミステリ以外のものに手を出すとこういう読後感が多いのは何でだろう。湿っぽくて薄暗いのが文学なのかな。

届かぬ想い」(蘇部健一)
キモイ!ロジック的にはなるほど・・・と思ったけど、でもキモイ!

顔(FACE)」(横山秀夫)←割とオススメ
横山秀夫にハズレなし。文体もクールで好きだし、展開も無理がなくていい。

隠蔽捜査」(今野敏)←これもいい
タイトルから現場の話を期待したのにキャリアの話だった。おっさんの友情もの。絶対に萌えさえようと思って書いてるよね・・・?思う壺です。おっさん好きな人に。(後日ドラマ化したがキャスティング、逆の方が良くない?!陣内孝則と柳葉俊朗。)

暗黒童話」(乙一)
黒乙一。病んでます、好きじゃない。

鴨とアヒルのコインロッカー」(伊坂幸太郎)
伊坂幸太郎、はやってるみたいだけど文体が好みじゃないかも。第25回吉川英治文学新人賞作品。

凍える牙」(乃南アサ)
女性刑事と中年刑事のコンビもの。徐々に関係は変わっていくものの、中年刑事の女性蔑視の甚だしさに不愉快な気分に。でも文体は好みだし、シリーズ化されてるらしいのでまた機会があれば続きを読んでみたい。

パラサイト・イブ」(瀬名秀明)
今更ですが読んでみた。バイオホラーと書かれていた。なるほど。ミトコンドリアの話はかなり興味深く、学術部分は面白く読めた。(人間の細胞の一つではなく、別個の生物との共生らしい。)

震度0」(横山秀夫)
ドラマ化されたらしいが、國村準の刑事がはまりすぎでちょっと興味ある。よくしゃべる倉本が気持ち悪かった。ハンサムでもこんなオトコ嫌だ。

償い」(矢口敦子)
帯に惹かれて手に取ってみたが、イマイチ感情移入できないまま終わってしまった。偶然が多すぎるのが胡散臭いし、今となってはありがちなテーマ。

リピート」(乾くるみ)←すごくオススメ
面白かった!登場人物が矮小で不快、という評価をよく見たけど、人間なんてこんなものなんじゃないかな。SFだけどそこだけ妙に現実味がある。嫌な気分にはなったけど惹きこまれた。

百舌の叫ぶ夜」(逢坂剛)
荒唐無稽なハードボイルド。時系列がバラバラなところが面白かった。でも日本の警察ってここまで腐敗してるの・・・?人、殺しすぎで疲れた。後書きは可愛かった。

鑑識米沢守の事件簿」(ハセベバクシンオー)
ライトノベル?小説としては物足りないけど、相棒キャラものとしては小ネタも笑えたし面白かった。来年映画化予定。櫻井さんの脚本なら期待できるかな。

夜にその名を呼べば」(佐々木譲)
テーマも面白かったし、最終章で役者がそろってからすごい勢いで読めたのに・・・読後感が2時間サスペンスなのは何故だろう。

マリオネット症候群」(乾くるみ)
バカ本だと思ってたら・・・コワイよ~、なんだこのラスト。キャッキャウフフ、あはは。ヒーー!

さまよう刃」(東野圭吾)←これもいい
重い。少年法に疑問を持っていても、結局個人では何もできないので心が疲れた。父親よりも「少年たちが殺されてもいい。」と思ってしまう若い警察官の葛藤が心に残った。ラストはちゃんとミステリになってて(・・・忘れてたよ。)ビックリした。

夜市」(恒川光太郎)
第12回日本ホラー小説大賞受賞作。このところ帯に惹かれて読むとハズレ続きだったがこれはなかなか良かった。ホラーというよりミステリーかも。

新世界より(上)」(貴志祐介)←すごくオススメ
面白かった!こっちはファンタジーと見せかけてホラー。久しぶりにページを繰る手が止まらなかった。こんなに長い話を、緊張感保ったままよく書けるなぁ。ラスト数ページで明らかになる救いのない真実に何ともいえない気持ちになった。人は罪深い生き物だと思う。心に残る本。

天使に見捨てられた夜」(桐野夏生)
ストイックな女性探偵かと思ったら敵方のボスと寝て失態犯したり・・・何か気に入らない。途中まではハラハラ読めたのに、ラストもあっけなかった。でもamazonでは評価高い。以前読んだ桐野夏生作品も、読後感が「で?っていう。」だったので、合わないのかもしれない。代表作(?)「OUT」がつまらなかったら読むのやめよう。

蝋涙」(原田 康子)
言葉もキレイで読みやすいのに、何も心に残らないのは私に感受性が欠落しているから?2回目読んでも何も思い出せない気がする。教科書に載ってそう。

天使の囀り」(貴志祐介)←割とオススメ
荒唐無稽な話なのに生物学的・宗教的な知識に裏打ちされた妙なリアリティがある。一気に読めた。でも映画化されても絶対に見たくないです。
あと後書きも必読!(瀬名秀明が自分と比較して落ち込んでます。)確かにこっちの方がアカデミックで面白かったしね・・・、ごめん。でもパラサイトイブもなかなか良かったよ、ナイスファイトだよ。(←何様?)

てのひらの闇」(藤原伊織)←これもいい
主人公はリストラ目前のアウトローな中年男。でも実は能力があり、秘めたる過去があり、仲間はみな知的で男気あふれている!・・・という、マンガか?!と思えるようなキャラクター設定。会話も小粋。・・・出てくる人全員、会話が小粋です。

分身」(東野圭吾)
1人2役でキレイな子でドラマ化したら映えるだろうけど、お母さんのビジュアルで萎えるだろうな~。ラストがちょっと物足りない。

最悪」(奥田英朗)←すごくオススメ
鉄工所社長の川谷さんに感情移入してしまい、途中までは読むのやめようかと思うぐらい辛かったが、不幸の坂を転げ落ちてきた3人が一堂に会してからが面白かった!思いのほか読後感がよいことにもほっとさせられる。映画化のオファーが殺到したという話にも納得。

OUT(上下)」(桐野夏生)
貧しい主婦たちの生活や転落ぶりはリアルで面白かったのに、雅子と佐竹の関係がメインになってから急に現実感がなくなり、そのまま終わってしまった。この人の作品っていつも丸投げ感があるんですよね。結局描きたかった「OUT」は社会から逸脱していく主婦たちなのか、性的マイノリティなのか?桐野夏生の出世作なので、これで合う合わないが判断できるかも。
映画化は失敗したっぽいですね。佐竹がカンペーちゃんて(笑)!

ルパンの消息」(横山秀夫)←すごくオススメ
加筆ありとはいえ、これが処女作だなんて。

GOTH(夜の章)」(乙一)
短いなと思ったら分冊されたシリーズを読んでしまった。感想は、いい大人としては「ウ~ン・・・」て感じ。退廃的なものに焦がれる中高生時代に出会いたかったかな。

バッテリーⅡ」(あさのあつこ)
一大ブームを巻き起こした、(よね?)児童書。作者はこういうキャラ設定に食いつく層がいることを予め知って書いてると思うんだけど、


影踏み」(横山秀夫)


「流星ワゴン」

「脳男」

「奪取」

「京大芸人」




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「殺人の門」(東野圭吾)感想

[レビュー]本・読書 ]  2006/08/30(水)

お手伝いを雇えるほど裕福な家庭に生まれた主人公田島。しかし祖母の死と妙な噂をきっかけに両親は離婚。父親は女に騙され職を失い、転がるように不幸になっていく。いじめ、初恋の人の死、詐欺、偽装不倫…不幸の種を運んでくるのはいつも幼友達の倉持修だった。田島は何度も殺意を募らせるが、あと一歩のところを踏み出すことが出来ない。人を殺人へと駆り立てるものは何なのか?

「殺人の門」(みんなのレビュー・口コミ)



悪友の陥穽により人生をメチャメチャにされる主人公の半生記です。読むんじゃなかった、と後悔する類の本。悪意に満ちた人物が次々登場する、という意味では読後感は同じ東野圭吾の「手紙」に似てますが、この本の場合、主人公に感情移入して傷つくだけじゃなく、主人公やその家族のアホさ加減にムカついて、ダブルで嫌な気持ちにさせられます。夏のおわりに、気分はサイテー!

いやな気分に人を巻き込みたくてしょうがないので、誰か読んでみてください。(←サイテーな紹介。)


ついでなので過去読んだミステリから、超嫌な気分になった3作品を紹介しちゃうゾ♪

「クリムゾンの迷宮」(貴志 祐介)
「盤上の敵」(北村 薫)
「Jの神話」(乾くるみ)

あわせて読めば、天真爛漫で明るいアナタもばっちりブルーな週末を過ごせちゃうかも?!オススメッ!




幼少期の不幸についてはこの主人公に限らず、不公平なものだなーと思う。この話では裕福な家庭から転落してるけど、元々貧乏で両親が不仲な家庭に生まれた人や、些細なことがきっかけでいじめられて…という人だってたくさんいると思うし、転勤だって、したくなくても銀行員の家庭に生まれたら2-3年ごとに学校変わらなきゃならないわけだし。無力な子供は自分の運命を呪うしかない。


ただ、大人になってからの不幸はある程度意志の力があれば回避できるのではないか。少なくともこの主人公のケースはそうだったはず。

確かに不幸のきっかけを持ち込んでくるのはいつも倉持だが、見るからに胡散臭い話、しかも幼少期から手痛い目に遭わされ、どういう人間かを誰よりもよくわかってるはずなのになぜ乗ってしまうのか。


カレとの因縁を断ち切るチャンスはいくらでもあったのに、悪魔に魅入られたように自ら近づいていく学習能力の低さ、意志の弱さが、貧乏人の子という人生を変えるためならどんなあくどいこともする倉持の意志の強さ、執念深さと対照的だった。

この二人のゆがんだ関係は何なのかなぁ・・・。

ラストに出てきた男が二人の関係を友情、と表現していたが、それは全くもって納得できない。お前最後にでてきてうまいことまとめたつもりかー!!・・・ってカンジ。まだ相手の人生を掌握したいという偏執的な愛情、と言われた方が納得がいく。

田島も、すっぱり忘れて新しい人間関係を築けばいいのに、殺意を抱いている相手以外に行動を共にする人間がいない人生が淋しいなぁと思った。(それは倉持の方も同じ。)せめて兄弟とか親しい親戚がいればもう少し人生変わったかもしれないのにね。




主人公へのダメ出しはさておいて、「殺人の門」ですが・・・


この作品のテーマなんだからここを汲み取らないと500ページ以上読んだ意味もないなぁと思って考えてたんですが、結局はようわかりませんでした。(あほ?)


人を殺すと言うのは自分の人生と引き換えにして相手の人生をメチャメチャにすることだと思う。日の丸特攻隊、みたいなね。
でも殺したいと思うほどキライなヤツのために自分の人生を犠牲にするのはバカバカしいので、理性があれば普通そんなことはしない。


しょっちゅうドラマ等で緻密な計画を立てた復讐殺人とか出てくるから混同してしまいがちだけど、理性を保ったまま(つかまらずに逃げ切る計画とか立てつつ)殺人を犯す人って現実にはほとんどいないんじゃないかな。
それだけの執念深さや企画実行力があればいくらでも他の道を模索できると思うし、殺人だけが復讐じゃない。


どんな理由があるにせよ、殺人は法的に人生一発退場になる愚かな行為で、冷静な判断力を失わない限り殺人の門はくぐれないのではないかと思った。


(そう考えると倉持が主人公にやってきたことは本当に計画的で執念深くて冷静です。それを「衝動的に殺人を犯す者」と対照的な悪として描いてるんじゃないかなーとか思ったんだけど、・・・筆力が足らなくてうまく表現できませんでした。いつか表現できる日がきたら加筆しようと思います。)


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秦建日子「推理小説」感想(ドラマ「アンフェア」原作)

[レビュー]本・読書 ]  2006/08/29(火)
「夏休みだよ、読書感想文強化週間(ウソ。)」

最終回で散々文句を言いまくったドラマ「アンフェア」

→ 「アンフェア」最終回感想・・・どうも腑に落ちない。


一度原作を読んでみたい、と思いつつ中々食指が動かなかったのですが、(ミステリは展開を知っちゃってるとテンション下がるよね・・・。)機会を設けて無理矢理読んできました。

が、読んでみてビックリ。全っ然ドラマと違う・・・!!!やたらめったらドラマチックに盛り上げてたドラマと比べるとすごく淡々してるし、ドラマで印象的だったエピソードや犯人の仲間たちも原作では全く出てきません。


まず雪平の父が刑事だったとか、東京タワーを見上げて死んだという設定がない。父友人の安本さんも出てこない。薫ちゃんや阿部サダヲに相当する人物も出てこない。
家政婦の牧村さん(木村多江)のエピソード(子供を殺されて社会的に復讐云々。)も全くないしそもそも牧村さんは登場しない。募金型誘拐事件のくだりもない。ドラマでその事件の黒幕だった同僚の蓮見も登場しない。

離婚した旦那も出てこない。未央ちゃんが口がきけないというエピソードもない。17年前の未成年殺人事件ですらエピソードが全く活かされていないし、一連の事件が雪平への復讐という設定もない。安藤も事件とは無関係。(犯人は瀬崎でFA。)当然安藤がネットで仲間を勧誘したという話もない。ドラマのように無関係な人(作家の久留米、編集者の森川、佐藤の上司だった編集長)は死んでない。



Amazonのレビュー読むと、ドラマを見た後に興味持って原作読んだ人はガッカリしてる人が多いようですね。でも私は逆にホッとした。

確かにドラマ性は全くなくなったけど、ドラマ見てて、「ハァ?何でこの人殺されるの?!」と思った人は殺されてなかったし、「何でこの人、人殺してるの?!」と思った人は登場していなかったので。納得できない部分のエピソードと登場人物はキレイに削ぎとられて、一応理解のできるストーリーになっていました。瀬崎の動機はイマイチはっきりしないけど、まぁ電波な人だったんだな、ということで納得しておきます。



でもそうやって考えるとドラマ「アンフェア」。全く原作からかけ離れてるだけど、どっから出てきたんでしょうね、あの荒唐無稽なストーリー。


ドラマでは親友の理恵子が死んだこと、同僚の蓮見に裏切られたこと、好きになりかけていた安藤が犯人だったことが結果的に雪平への復讐になっている、という説明だったけど、(それが偶然すぎて嘘くさくて納得できなかったんだけど。)原作では理恵子は赤の他人の女子大生だし、蓮見は出てこないし、安藤は犯人でも何でもない、最初から最後までただの部下なんですよ?!

真犯人も動機も違ったら、もう完全に別のお話ですよねぇ。
誰が安藤を真犯人にした新しいお話を考えたの?あんなに変えちゃうんなら別に原作なんて要らなかったんじゃ・・・。


原作者はさぞやお怒りだろうとgoogle検索、原作者「秦建日子」のホームページを見つけたのですが・・・・・・、

・・・あれ?
もしかして、ドラマの脚本も原作も秦建日子なんですか・・・?

てことは、冗談抜きで本当にあのドラマ、原作本の壮大なプロモーション活動だったのかな・・・?(ここにもつられて読んでる人がいるわけだし。)


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原作は気になるけどわざわざ読みに行くのも面倒、という人のために原作「推理小説」での事件時系列。(あらすじ)

(ネタバレOKな方だけ読んでください。)


アンフェアな月―刑事 雪平夏見 (河出文庫)
秦 建日子

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関連商品
殺してもいい命---刑事 雪平夏見 (河出文庫)
推理小説 (河出文庫)
小説 アンフェアthe movie
天体観測
ラストプレゼント (幻冬舎文庫)




・平井唯人、小説を酷評した瀬崎に復讐するため面当て自殺。(ドラマでは事件の真っ最中に理恵子に会いに来る等ミスリードしているが、原作では事件の起こるもっと前に死んでいる。)

・発見した瀬崎は遺体を始末し、平井を犯人に仕立てて事件を起こすことを考える。

・無作為に選んだ女子高生と会社員を殺害し、小説を書いて警察に送りつける。

・編集者栗本を毒殺。(ドラマでは折り合い悪かったから殺したように見えたが、原作では小説を書いてるのが瀬崎だとバレそうだったから、と動機を説明している。)

・理恵子を殺害。(平井の部屋をあさって片想い相手をつきとめたらしい。動機は平井犯人説を強調するため?)

・みっちゃん7歳を屋上で殺害しようとしているところで雪平に射殺される。(ある意味自殺。)


(書いてて思い出した。そう言えばドラマでは瀬崎が平井を殺してましたよねぇ。コトの発端からして全然違うじゃん。)


原作でもよくわからなかった点。
・アンフェアなのは誰か、という栞の意味。
・瀬崎の動機
・瀬崎に自殺願望があったというエピソードがあったけど、ストーリーとどう関係してるの?

誰か教えてください・・・orz

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