サン・ジョルディの日にちなんでオススメ本紹介

[レビュー]本・読書 ]  2008/04/25(金)
4/23はサンジョルディの日、ということで唐突にオススメ本を紹介。
何か読むものないかな〜と思ってる方、よかったらどうぞ。
面白いのがあったら私にも教えてください。読んでみます。



とりあえず3冊

ミステリが好きなんだけど、あえて一見ジャンル違いなところから選んでみました。
「SF」「ファンタジー」「陳腐な恋愛譚」???

クラインの壺(岡嶋二人)

この闇と光(服部まゆみ)

イニシエーション・ラブ(乾くるみ)

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読んだ本2008

[レビュー]本・読書 ]  2008/02/04(月)
お昼や会社帰りに読んでるけどなかなか増えません。
今頃〜?!な本や流行りモノにつられた読書傾向。時々追加します。
書きかけ放置の感想もありますが基本自分用メモなのでテキトーに見てください。



海辺のカフカ(上)」(村上春樹)
村上春樹、再挑戦してみたが、裸の王様的な感じがやっぱり苦手。ストーリーというよりも言葉の選び方とか、ポエム的に楽しむものなのかな。

99%の誘拐」(岡嶋二人)
クラインの壺」が面白かったので手にとってみた。実は誘拐物の大御所で『人攫いの岡嶋』とまで言われているらしい。プロローグは面白かった。これが最先端技術・・・?と違和感感じながら読んでたら刊行年が1993年なんですね。納得。

私が殺した少女」(原寮)
各賞を総嘗め(?)と聞いて期待しすぎたかな。ラストがちょっと唐突すぎる印象。でも巻き込まれ方はスリルがあったし、中盤も割と面白かった。

失はれる物語」(乙一)
しらける人と感動する人と大きく分かれそうだけど、私はいい匙加減だなと思いました。短編だしどれか一つは気に入る話がありそう。

警官の血(上)」(佐々木譲)
ロングスパンな話は苦手なんだけど、親子3代の人生に付き合ったからこそラスト数ページを楽しめたんだと思う。読後感は良かった!

流星の絆」(東野圭吾)
一気読みできるし、いい感じにまとめてさすがだな〜と思ったが、東野圭吾作品としては物足りないかも。

チーム・バチスタの栄光」(海堂尊)
映画化で話題になってたので読んでみたが、白鳥が出てきて疲れた。パッシヴ・フェーズ調査とか、正直よくわからん・・・。

イニシエーション・ラブ」(乾くるみ)
文庫化されて発見できたので読んでみた。「陳腐な恋愛譚?お勧めにあがってた気がするけど失敗だったかな・・・。」とかなりテキトーに読んでしまい後悔。気づかず読んでいるときと、読み終わった後で全く違う世界が見えてきます。真剣に読むことをオススメします。

乳と卵」(川上未映子)
芥川賞受賞で話題になってたのでとりあえず読んだけど、あまり好きじゃない。たまにミステリ以外のものに手を出すとこういう読後感が多いのは何でだろう。湿っぽくて薄暗いのが文学なのかな。

届かぬ想い」(蘇部健一)
キモイ!ロジック的にはなるほど・・・と思ったけど、でもキモイ!

顔(FACE)」(横山秀夫)
横山秀夫はハズレなし。文体もクールで好きだし、結末も無理のない展開でいい。

隠蔽捜査」(今野敏)
タイトルから現場の話を期待したのにキャリアの話だった。おっさんの友情もの。絶対に萌えさえようと思って書いてるよね・・・?思う壺です。おっさん好きな人に。

暗黒童話」(乙一)
病んでるね。好きじゃない。

鴨とアヒルのコインロッカー」(伊坂幸太郎)
伊坂幸太郎、はやってるみたいだけど文体が好みじゃないかも。

凍える牙」(乃南アサ)
女性刑事と中年刑事のコンビもの。徐々に関係は変わっていくものの、中年刑事の女性蔑視の甚だしさに不愉快な気分に。でも文体は好みだし、シリーズ化されてるらしいのでまた機会があれば続きを読んでみたい。

パラサイト・イブ」(瀬名秀明)
今更ですが読んでみた。ありえない話なのに、ディティールが細かくて妙なリアリティが。バイオホラーと書かれていた。なるほど。ミトコンドリアの話はかなり興味深かった。(人間の細胞の一つではなく、別個の生物との共生らしい。)

震度0」(横山秀夫)
ドラマ化されたらしいが、國村準の刑事がはまりすぎでちょっと興味ある。よくしゃべる倉本が気持ち悪かった。ハンサムでもこんなオトコ嫌だ。

償い」(矢口敦子)
帯に惹かれて手に取ってみたが、偶然が多すぎるのが胡散臭くて、感情移入できないまま終わってしまった。よくありそうなテーマ。

リピート」(乾くるみ)
面白かった!登場人物が矮小で不快、という評価をよく見たけど、人間なんてこんなものなんじゃないかな。SFだけどそこだけ妙に現実味がある。嫌な気分にはなったけど惹きこまれた。

百舌の叫ぶ夜」(逢坂剛)
荒唐無稽なハードボイルド。時系列がバラバラなところが面白かった。でも日本の警察ってここまで腐敗してるの・・・?人、殺しすぎで疲れた。後書きは可愛かった。

鑑識米沢守の事件簿」(ハセベバクシンオー)
ライトノベル?小説としては物足りないけど、相棒キャラものとしては小ネタも笑えたし面白かった。

夜にその名を呼べば」(佐々木譲)
テーマも面白かったし、最終章で役者がそろってからすごい勢いで読めたのに・・・読後感が2時間サスペンスなのは何故だろう。

マリオネット症候群」(乾くるみ)
バカ本だと思ってたら・・・コワイよ〜、なんだこのラスト。

さまよう刃」(東野圭吾)
重い。この本を読まずともみんな少年法には疑問を持ってると思うが、結局個人では何もできないのでやるせない気持ちになった。ラストはちゃんとミステリになってて(・・・忘れてたよ。)ビックリした。

夜市」(恒川光太郎)
第12回日本ホラー小説大賞受賞作。このところ帯に惹かれて読むとハズレ続きだったがこれはなかなか良かった。ホラーというよりミステリーかも。

新世界より(上)」(貴志祐介)
面白かった!こっちはファンタジーと見せかけてホラー。久しぶりにページを繰る手が止まらなかった。こんなに長い話を、緊張感保ったままよく書けるなぁ。100%嫌な気分になるけど、これはすごい!ラスト数ページで明らかになる救いのない真実に何ともいえない気持ちになった。人は罪深い生き物だと思う。心に残る本。



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「殺人の門」(東野圭吾)

[レビュー]本・読書 ]  2006/08/30(水)
殺人の門
お手伝いを雇えるほど裕福な家庭に生まれた主人公田島。しかし祖母の死と妙な噂をきっかけに両親は離婚。父親は女に騙され職を失い、転がるように不幸になっていく。いじめ、初恋の人の死、詐欺、偽装不倫…不幸の種を運んでくるのはいつも幼友達の倉持修だった。田島は何度も殺意を募らせるが、あと一歩のところを踏み出すことが出来ない。人を殺人へと駆り立てるものは何なのか?



悪友の陥穽により人生をメチャメチャにされる主人公の半生記です。読むんじゃなかった、と後悔する類の本。悪意に満ちた人物が次々登場する、という意味では読後感は同じ東野圭吾の「手紙」に似てますが、この本の場合、主人公に感情移入して傷つくだけじゃなく、主人公やその家族のアホさ加減にムカついて、ダブルで嫌な気持ちにさせられます。夏のおわりに、気分はサイテー!

いやな気分に人を巻き込みたくてしょうがないので、誰か読んでみてください。(←サイテーな紹介。)

「クリムゾンの迷宮」(貴志 祐介)「盤上の敵」(北村 薫)とあわせて読めば、天真爛漫で明るいアナタもばっちりブルーな週末を過ごせちゃうかも?!オススメッ!




幼少期の不幸についてはこの主人公に限らず、不公平なものだなーと思う。この話では裕福な家庭から転落してるけど、元々貧乏で両親が不仲な家庭に生まれた人や、些細なことがきっかけでいじめられて…という人だってたくさんいると思うし、転勤だって、したくなくても銀行員の家庭に生まれたら2-3年ごとに学校変わらなきゃならないわけだし。無力な子供は自分の運命を呪うしかない。


ただ、大人になってからの不幸はある程度意志の力があれば回避できるのではないか。少なくともこの主人公のケースはそうだったはず。

確かに不幸のきっかけを持ち込んでくるのはいつも倉持だが、見るからに胡散臭い話、しかも幼少期から手痛い目に遭わされ、どういう人間かを誰よりもよくわかってるはずなのになぜ乗ってしまうのか。


カレとの因縁を断ち切るチャンスはいくらでもあったのに、悪魔に魅入られたように自ら近づいていく学習能力の低さ、意志の弱さが、貧乏人の子という人生を変えるためならどんなあくどいこともする倉持の意志の強さ、執念深さと対照的だった。

この二人のゆがんだ関係は何なのかなぁ・・・。

ラストに出てきた男が二人の関係を友情、と表現していたが、それは全くもって納得できない。お前最後にでてきてうまいことまとめたつもりかー!!・・・ってカンジ。まだ相手の人生を掌握したいという偏執的な愛情、と言われた方が納得がいく。

田島も、すっぱり忘れて新しい人間関係を築けばいいのに、殺意を抱いている相手以外に行動を共にする人間がいない人生が淋しいなぁと思った。(それは倉持の方も同じ。)せめて兄弟とか親しい親戚がいればもう少し人生変わったかもしれないのにね。




主人公へのダメ出しはさておいて、「殺人の門」ですが・・・


この作品のテーマなんだからここを汲み取らないと500ページ以上読んだ意味もないなぁと思って考えてたんですが、結局はようわかりませんでした。(あほ?)


人を殺すと言うのは自分の人生と引き換えにして相手の人生をメチャメチャにすることだと思う。日の丸特攻隊、みたいなね。
でも殺したいと思うほどキライなヤツのために自分の人生を犠牲にするのはバカバカしいので、理性があれば普通そんなことはしない。


しょっちゅうドラマ等で緻密な計画を立てた復讐殺人とか出てくるから混同してしまいがちだけど、理性を保ったまま(つかまらずに逃げ切る計画とか立てつつ)殺人を犯す人って現実にはほとんどいないんじゃないかな。
それだけの執念深さや企画実行力があればいくらでも他の道を模索できると思うし、殺人だけが復讐じゃない。


どんな理由があるにせよ、殺人は法的に人生一発退場になる愚かな行為で、冷静な判断力を失わない限り殺人の門はくぐれないのではないかと思った。


(そう考えると倉持が主人公にやってきたことは本当に計画的で執念深くて冷静です。それを「衝動的に殺人を犯す者」と対照的な悪として描いてるんじゃないかなーとか思ったんだけど、・・・筆力が足らなくてうまく表現できませんでした。いつか表現できる日がきたら加筆しようと思います。)


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秦建日子「推理小説」(ドラマ「アンフェア」原作)

[レビュー]本・読書 ]  2006/08/29(火)
「夏休みだよ、読書感想文強化週間(ウソ。)」

最終回で散々文句を言いまくったドラマ「アンフェア」
一度原作を読んでみたい、と思いつつ中々食指が動かなかったのですが、(ミステリは展開を知っちゃってるとテンション下がるよね・・・。)機会を設けて無理矢理読んできました。

が、読んでみてビックリ。全っ然ドラマと違います・・・!!!やたらめったらドラマチックに盛り上げてたドラマと比べるとすごく淡々してるし、ドラマで印象的だったエピソードや犯人の仲間たちも原作では全く出てきません。


まず雪平の父が刑事だったとか、東京タワーを見上げて死んだという設定がない。父友人の安本さんも出てこない。薫ちゃんや阿部サダヲに相当する人物も出てこない。
家政婦の牧村さん(木村多江)のエピソード(子供を殺されて社会的に復讐云々。)も全くないしそもそも牧村さんは登場しない。募金型誘拐事件のくだりもない。ドラマでその事件の黒幕だった同僚の蓮見も登場しない。

離婚した旦那も出てこない。未央ちゃんが口がきけないというエピソードもない。17年前の未成年殺人事件ですらエピソードが全く活かされていないし、一連の事件が雪平への復讐という設定もない。安藤も事件とは無関係。(犯人は瀬崎でFA。)当然安藤がネットで仲間を勧誘したという話もない。ドラマのように無関係な人(作家の久留米、編集者の森川、佐藤の上司だった編集長)は死んでない。



Amazonのレビュー読むと、ドラマを見た後に興味持って原作読んだ人はガッカリしてる人が多いようですね。でも私は逆にホッとした。

確かにドラマ性は全くなくなったけど、ドラマ見てて、「ハァ?何でこの人殺されるの?!」と思った人は殺されてなかったし、「何でこの人、人殺してるの?!」と思った人は登場していなかったので。納得できない部分のエピソードと登場人物はキレイに削ぎとられて、一応理解のできるストーリーになっていました。瀬崎の動機はイマイチはっきりしないけど、まぁ電波な人だったんだな、ということで納得しておきます。



でもそうやって考えるとドラマ「アンフェア」、全く原作からかけ離れてるんですけど、どっから出てきたんでしょうね?あの荒唐無稽なストーリー。


ドラマでは親友の理恵子が死んだこと、同僚の蓮見に裏切られたこと、好きになりかけていた安藤が犯人だったことが結果的に雪平への復讐になっている、という説明だったけど、(それが偶然すぎて嘘くさくて納得できなかったんだけど。)原作では理恵子は赤の他人の女子大生だし、蓮見は出てこないし、安藤は犯人でも何でもない、最初から最後までただの部下なんですよ?!

真犯人と動機が違ったら、もう完全に別のお話ですよねぇ。
誰が安藤を真犯人にした新しいお話を考えたの?あんなに変えちゃうんなら別に原作なんて要らなかったんじゃ・・・。


と気になって、作者はどう思ってるのかなぁとググっていたら原作者「秦建日子」のホームページを見つけたんですが・・・・・・、

・・・あれ?もしかして、ドラマの脚本も秦建日子なんですか・・・?

てことは、本当にあのドラマ、原作本の壮大なプロモーション活動だったのかな・・・?(ここにもつられて読んでる人がいるわけだし。)


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原作は気になるけどわざわざ読みに行くのも面倒、という人のために原作「推理小説」での事件時系列。(あらすじ)

(ネタバレOKな方だけ読んでください。)



・平井唯人、小説を酷評した瀬崎に復讐するため面当て自殺。(ドラマでは事件の真っ最中に理恵子に会いに来る等ミスリードしているが、原作では事件の起こるもっと前に死んでいる。)

・発見した瀬崎は遺体を始末し、平井を犯人に仕立てて事件を起こすことを考える。

・無作為に選んだ女子高生と会社員を殺害し、小説を書いて警察に送りつける。

・編集者栗本を毒殺。(ドラマでは折り合い悪かったから殺したように見えたが、原作では小説を書いてるのが瀬崎だとバレそうだったから、と動機を説明している。)

・理恵子を殺害。(平井の部屋をあさって片想い相手をつきとめたらしい。動機は平井犯人説を強調するため?)

・みっちゃん7歳を屋上で殺害しようとしているところで雪平に射殺される。(ある意味自殺。)


(書いてて思い出した。そう言えばドラマでは瀬崎が平井を殺してましたよねぇ。コトの発端からして全然違うじゃん。)


原作でもよくわからなかった点。
・アンフェアなのは誰か、という栞の意味。
・瀬崎の動機
・瀬崎に自殺願望があったというエピソードがあったけど、ストーリーとどう関係してるの?

誰か教えてください・・・orz


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「うしおととら」のとらはツンデレ

[レビュー]本・読書 ]  2006/05/22(月)
友達とマンガ喫茶行って来ました。気合の入った友人の提案でなぜか9:30集合。しかも友人微妙に遅刻。大型家電用品店の前で待ち合わせたせいで、何やら朝一でgetしたいらしいオタクの波に巻き込まれてえらい目にあった・・・。(まぁマン喫行こうとしてる時点で私も充分オタクだけどね。)


読んできたのは「うしおととら」
いや〜ようやく最後まで読み終わりましたよ、15年かけて!!(・・・ってとっくに連載終わってるっつの。)

最初の頃は買ってたんだけど、週刊漫画の単行本の発行ペースについていけず8巻くらいで即リタイア。(その当時は子供でお小遣いも少なかったため集めるにはキツかった。)

その後何度か立ち読みでトライしたんだけど、10巻前後の「白面の者がどーのこーの」「宗派がどーのこーの」と言い出した当たりで毎回訳がわからなくなり、リタイアを繰り返していた・・・。(妹もおんなじこと言ってた。アホ姉妹?!)

気にせずに読み進めばいいのかもしれないけど、アレですよ。日本史の勉強でちょっとでも引っかかると最初っからやり直さないと気が済まなくて、縄文時代を何回もやり直して、土偶にばかりやたら詳しくなっちゃうのと似た感じ。(妹にはその喩えよくわからん、と言われたけど。)


あ、マンガは面白かったです。あそこまで長く続いたんだし(33巻)、きっと最後の決戦はクドイんだろうな〜と思ったら、意外とあっさりしてたし、作者がお涙ちょうだいものが好きそうなので、逆に萎えたらヤダな〜とか失敬なことを考えてたんだけど、自然と泣けた。ヨカッタ。
とらがねぇ、いいキャラなんですよ。ものっそいツンデレなんですよ。どこやらで、「ツンデレの双璧(男性)はベジータと海原雄山」と言われてたけど、とらも加えていただきたい。あとは北村弁護士


数年前に連載終わってるのに、・・・その後始まった「からくりサーカス」の単行本が既に42巻まで出てるのに、今ごろ言うのも何ですがオススメです!

(話題が2-3週間遅れるのが常だけど、これはさすがにヒドイなぁ・・・。)



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