秦建日子「推理小説」(ドラマ「アンフェア」原作)
[ [レビュー]本・読書 ]
2006/08/29(火)
「夏休みだよ、読書感想文強化週間(ウソ。)」
最終回で散々文句を言いまくったドラマ「アンフェア」。
一度原作を読んでみたい、と思いつつ中々食指が動かなかったのですが、(ミステリは展開を知っちゃってるとテンション下がるよね・・・。)機会を設けて無理矢理読んできました。
が、読んでみてビックリ。全っ然ドラマと違います・・・!!!やたらめったらドラマチックに盛り上げてたドラマと比べるとすごく淡々してるし、ドラマで印象的だったエピソードや犯人の仲間たちも原作では全く出てきません。
まず雪平の父が刑事だったとか、東京タワーを見上げて死んだという設定がない。父友人の安本さんも出てこない。薫ちゃんや阿部サダヲに相当する人物も出てこない。
家政婦の牧村さん(木村多江)のエピソード(子供を殺されて社会的に復讐云々。)も全くないしそもそも牧村さんは登場しない。募金型誘拐事件のくだりもない。ドラマでその事件の黒幕だった同僚の蓮見も登場しない。
離婚した旦那も出てこない。未央ちゃんが口がきけないというエピソードもない。17年前の未成年殺人事件ですらエピソードが全く活かされていないし、一連の事件が雪平への復讐という設定もない。安藤も事件とは無関係。(犯人は瀬崎でFA。)当然安藤がネットで仲間を勧誘したという話もない。ドラマのように無関係な人(作家の久留米、編集者の森川、佐藤の上司だった編集長)は死んでない。
Amazonのレビュー読むと、ドラマを見た後に興味持って原作読んだ人はガッカリしてる人が多いようですね。でも私は逆にホッとした。
確かにドラマ性は全くなくなったけど、ドラマ見てて、「ハァ?何でこの人殺されるの?!」と思った人は殺されてなかったし、「何でこの人、人殺してるの?!」と思った人は登場していなかったので。納得できない部分のエピソードと登場人物はキレイに削ぎとられて、一応理解のできるストーリーになっていました。瀬崎の動機はイマイチはっきりしないけど、まぁ電波な人だったんだな、ということで納得しておきます。
でもそうやって考えるとドラマ「アンフェア」、全く原作からかけ離れてるんですけど、どっから出てきたんでしょうね?あの荒唐無稽なストーリー。
ドラマでは親友の理恵子が死んだこと、同僚の蓮見に裏切られたこと、好きになりかけていた安藤が犯人だったことが結果的に雪平への復讐になっている、という説明だったけど、(それが偶然すぎて嘘くさくて納得できなかったんだけど。)原作では理恵子は赤の他人の女子大生だし、蓮見は出てこないし、安藤は犯人でも何でもない、最初から最後までただの部下なんですよ?!
真犯人と動機が違ったら、もう完全に別のお話ですよねぇ。
誰が安藤を真犯人にした新しいお話を考えたの?あんなに変えちゃうんなら別に原作なんて要らなかったんじゃ・・・。
と気になって、作者はどう思ってるのかなぁとググっていたら原作者「秦建日子」のホームページを見つけたんですが・・・・・・、
・・・あれ?もしかして、ドラマの脚本も秦建日子なんですか・・・?
てことは、本当にあのドラマ、原作本の壮大なプロモーション活動だったのかな・・・?(ここにもつられて読んでる人がいるわけだし。)
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原作は気になるけどわざわざ読みに行くのも面倒、という人のために原作「推理小説」での事件時系列。(あらすじ)
(ネタバレOKな方だけ読んでください。)
・平井唯人、小説を酷評した瀬崎に復讐するため面当て自殺。(ドラマでは事件の真っ最中に理恵子に会いに来る等ミスリードしているが、原作では事件の起こるもっと前に死んでいる。)
・発見した瀬崎は遺体を始末し、平井を犯人に仕立てて事件を起こすことを考える。
・無作為に選んだ女子高生と会社員を殺害し、小説を書いて警察に送りつける。
・編集者栗本を毒殺。(ドラマでは折り合い悪かったから殺したように見えたが、原作では小説を書いてるのが瀬崎だとバレそうだったから、と動機を説明している。)
・理恵子を殺害。(平井の部屋をあさって片想い相手をつきとめたらしい。動機は平井犯人説を強調するため?)
・みっちゃん7歳を屋上で殺害しようとしているところで雪平に射殺される。(ある意味自殺。)
(書いてて思い出した。そう言えばドラマでは瀬崎が平井を殺してましたよねぇ。コトの発端からして全然違うじゃん。)
原作でもよくわからなかった点。
・アンフェアなのは誰か、という栞の意味。
・瀬崎の動機
・瀬崎に自殺願望があったというエピソードがあったけど、ストーリーとどう関係してるの?
誰か教えてください・・・orz
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最終回で散々文句を言いまくったドラマ「アンフェア」。
一度原作を読んでみたい、と思いつつ中々食指が動かなかったのですが、(ミステリは展開を知っちゃってるとテンション下がるよね・・・。)機会を設けて無理矢理読んできました。
が、読んでみてビックリ。全っ然ドラマと違います・・・!!!やたらめったらドラマチックに盛り上げてたドラマと比べるとすごく淡々してるし、ドラマで印象的だったエピソードや犯人の仲間たちも原作では全く出てきません。
まず雪平の父が刑事だったとか、東京タワーを見上げて死んだという設定がない。父友人の安本さんも出てこない。薫ちゃんや阿部サダヲに相当する人物も出てこない。
家政婦の牧村さん(木村多江)のエピソード(子供を殺されて社会的に復讐云々。)も全くないしそもそも牧村さんは登場しない。募金型誘拐事件のくだりもない。ドラマでその事件の黒幕だった同僚の蓮見も登場しない。
離婚した旦那も出てこない。未央ちゃんが口がきけないというエピソードもない。17年前の未成年殺人事件ですらエピソードが全く活かされていないし、一連の事件が雪平への復讐という設定もない。安藤も事件とは無関係。(犯人は瀬崎でFA。)当然安藤がネットで仲間を勧誘したという話もない。ドラマのように無関係な人(作家の久留米、編集者の森川、佐藤の上司だった編集長)は死んでない。
Amazonのレビュー読むと、ドラマを見た後に興味持って原作読んだ人はガッカリしてる人が多いようですね。でも私は逆にホッとした。
確かにドラマ性は全くなくなったけど、ドラマ見てて、「ハァ?何でこの人殺されるの?!」と思った人は殺されてなかったし、「何でこの人、人殺してるの?!」と思った人は登場していなかったので。納得できない部分のエピソードと登場人物はキレイに削ぎとられて、一応理解のできるストーリーになっていました。瀬崎の動機はイマイチはっきりしないけど、まぁ電波な人だったんだな、ということで納得しておきます。
でもそうやって考えるとドラマ「アンフェア」、全く原作からかけ離れてるんですけど、どっから出てきたんでしょうね?あの荒唐無稽なストーリー。
ドラマでは親友の理恵子が死んだこと、同僚の蓮見に裏切られたこと、好きになりかけていた安藤が犯人だったことが結果的に雪平への復讐になっている、という説明だったけど、(それが偶然すぎて嘘くさくて納得できなかったんだけど。)原作では理恵子は赤の他人の女子大生だし、蓮見は出てこないし、安藤は犯人でも何でもない、最初から最後までただの部下なんですよ?!
真犯人と動機が違ったら、もう完全に別のお話ですよねぇ。
誰が安藤を真犯人にした新しいお話を考えたの?あんなに変えちゃうんなら別に原作なんて要らなかったんじゃ・・・。
と気になって、作者はどう思ってるのかなぁとググっていたら原作者「秦建日子」のホームページを見つけたんですが・・・・・・、
・・・あれ?もしかして、ドラマの脚本も秦建日子なんですか・・・?
てことは、本当にあのドラマ、原作本の壮大なプロモーション活動だったのかな・・・?(ここにもつられて読んでる人がいるわけだし。)
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原作は気になるけどわざわざ読みに行くのも面倒、という人のために原作「推理小説」での事件時系列。(あらすじ)
(ネタバレOKな方だけ読んでください。)
・平井唯人、小説を酷評した瀬崎に復讐するため面当て自殺。(ドラマでは事件の真っ最中に理恵子に会いに来る等ミスリードしているが、原作では事件の起こるもっと前に死んでいる。)
・発見した瀬崎は遺体を始末し、平井を犯人に仕立てて事件を起こすことを考える。
・無作為に選んだ女子高生と会社員を殺害し、小説を書いて警察に送りつける。
・編集者栗本を毒殺。(ドラマでは折り合い悪かったから殺したように見えたが、原作では小説を書いてるのが瀬崎だとバレそうだったから、と動機を説明している。)
・理恵子を殺害。(平井の部屋をあさって片想い相手をつきとめたらしい。動機は平井犯人説を強調するため?)
・みっちゃん7歳を屋上で殺害しようとしているところで雪平に射殺される。(ある意味自殺。)
(書いてて思い出した。そう言えばドラマでは瀬崎が平井を殺してましたよねぇ。コトの発端からして全然違うじゃん。)
原作でもよくわからなかった点。
・アンフェアなのは誰か、という栞の意味。
・瀬崎の動機
・瀬崎に自殺願望があったというエピソードがあったけど、ストーリーとどう関係してるの?
誰か教えてください・・・orz
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